猫と一緒に暮らしていると、ふとした瞬間に「この子は人の気持ちがわかっているのでは?」と感じたことはありませんか?
あなたが落ち込んでいるときに寄り添ってきたり、何も言わなくても静かに見守ってくれたり。
猫には、まるで言葉を超えた“心の共鳴”のような力があります。
実はスピリチュアルな世界では、猫は「魂のメッセンジャー」といわれています。
江原啓之さんも、「猫は人のエネルギーを整え、心を癒す役割を持っている」と語っています。
この記事では、江原啓之さんの教えをもとに、猫がもつ不思議な力、そして飼い主との深いスピリチュアルなつながりとは?
また亡くなった猫ちゃんの供養の仕方やその意味まで、スピリチュアルな視点からわかりやすく解説していきます。
猫が持つスピリチュアルな意味とは
猫は、古くから「守護」「癒し」「浄化」の象徴として人々に愛されてきました。
エジプトでは神の使いとして崇拝され、日本でも福を招く「招き猫」として幸運の象徴とされていますが、その本質は単なる縁起物ではありません。
スピリチュアルな世界では、人間は“波動”と呼ばれるエネルギーでできていると考えられています。
心が穏やかで愛に満ちているときは高い波動を放ち、逆にストレスや悲しみを抱えると重い波動になります。
猫はその微細な波動を敏感に感じ取り、バランスを整えてあなたの心を静かに癒してくれます。
霊的な感性で知られる江原啓之さんも、著書や講演の中で「動物たちは人間の魂を映す鏡であり、猫は特に心を整える役割を持っている」と語っています。
猫は「癒し」と「浄化」のエネルギーを持つ存在
猫と過ごしていると、不思議と心が落ち着いたり、イライラが和らいだりしませんか?
それは、猫が「癒し」と「浄化」の波動を持っているからです。
猫の“ゴロゴロ音”には、25〜150Hzの周波数があり、人間の脳をリラックス状態へ導くといわれます。
スピリチュアル的には、これは音による浄化作用。
疲れたり落ち込んでいるとき、猫がそっと寄り添ってくることがありますが、それは慰めるように見えて、マイナスの波動を吸収して、光のエネルギーに変えてくれているのです。
また、猫は日なたや窓際など「気の流れ」が良い場所を本能的に知っています。
彼らは直感的にエネルギーの巡りが良い場所を知っており、そこに身を置くことで、家全体の波動を調整してくれます。
江原啓之さんが語る「猫の役割」
江原啓之さんは、猫について「人間の心の状態を映し出す鏡のような存在」と語っています。
猫は、人の感情や思考に敏感で、飼い主の波動を受け取り、その状態を静かに“見せて”くれる存在です。
たとえば、猫がそっけなく離れていくとき、それは「少し頑張りすぎているよ」「自分の心を見つめてね」というメッセージかもしれません。
逆に、いつも以上に寄り添ってくるときは、あなたがエネルギー的に弱っており、「癒しが必要だよ」と伝えているのです。
江原さんはまた、「動物たちは私たちのカルマ(魂の学び)に関わって生まれてくる」とも述べています。
つまり、猫は“偶然のペット”ではなく、あなたの魂を成長させるために出会う存在なのです。
悲しみ、優しさ、許し…
猫を通して学ぶ感情のすべてが、あなたの魂を豊かにしていきます。
江原さんの言葉を借りれば、「猫はあなたの“愛の練習相手”」。
無償の愛を与え、受け取ることを教えてくれる尊い存在なのです。
なぜスピリチュアルな人ほど猫を好むのか
スピリチュアルな感性が高い人ほど、猫との相性が良いと言われます。
その理由は、猫が持つ“自由でマイペースなエネルギー”が、直感的で感受性豊かな人の波動と共鳴しやすいからです。
猫は他人に合わせることをしません。
自分のタイミングを大切にし、心地よい空気の中で生きる存在です。
それは、スピリチュアルな人が大切にしている「自分らしさ」や「魂の自由」と共通しています。
また、猫は人の“心の波”をそのまま受け取り、穏やかな人のそばではよく眠り、緊張した空間では敏感に反応します。
スピリチュアルな人はエネルギーの微細な変化を感じやすいため、猫の動きや態度から「今、自分の心が乱れているな」と気づくことも多いのです。
その意味で、猫は「自分の波動を確認する存在」でもあります。
さらに、猫は「今ここを生きる達人」。
過去にも未来にもとらわれず、“今”の感覚だけで生きています。
これは、瞑想やマインドフルネスの教えにも通じる生き方です。
スピリチュアルな人が猫を好むのは、理屈ではなく、“魂が同じリズムを感じている”からなのです。
江原啓之さんが語る「猫は霊的なセンサー」
江原さんはたびたび、「動物たちは見えない世界とつながっている」と伝えています。
人間が五感で感じられない波動や霊的存在を、彼らは純粋な感覚で察知しているのです。
猫が見えない世界を感じ取っているとき、次のような行動を見せることがあります。
- 空中を見つめながら瞳孔を大きくしている
- 何もない空間に“あいさつ”するように鳴く
- 部屋の特定の場所を避けたり、通りたがらない
- 誰もいないのに、しっぽを立ててうれしそうにしている
猫が特定の場所を見つめるのは、そこに“何かがある”から。
それは幽霊のような怖いものではなく、高次の存在や残留エネルギーの場合も多いといいます。
たとえば、
・亡くなった家族やペットの魂が遊びに来ているとき
・家の中の「気」が少し滞っているとき
・あなた自身の心が重く、波動が乱れているとき
そんなタイミングで、猫が視線を向けたり、鳴いたり、そっと寄り添ってくることがあります。
それは、「あなたに伝えたいことがある」という優しいメッセージでもあるのです。
江原さんは、動物たちは“光の世界”と“この世”の橋渡しをしてくれる存在だとも言います。
猫が見えないものを感じ取るとき、それは恐れるべきことではなく「守護のサイン」であることが多いのです。
猫が特定の場所を見つめる理由
猫がじっと一点を見つめるとき、そこにはいくつかのスピリチュアルな意味が考えられます。
- その場所のエネルギーを浄化している
猫は空間の波動を整える役割を持っています。
特に、家の角や玄関など“気の流れ”が滞りやすい場所を好むのは、自然にエネルギーをクリーンにするためだといわれています。 - 高次の存在や魂の気配を感じている
猫が誰もいない方向を見つめたり、空中を追うように動くときは、天に還った存在が近くに来ているサインかもしれません。
そのとき猫は、不安ではなく“懐かしさ”を感じていることもあります。 - 飼い主のエネルギーを観察している
猫は飼い主の感情や波動を非常に敏感に察知します。あなたが疲れているとき、猫がじっと見つめるのは「大丈夫?」という無言の問いかけ。
あなたの心が少し軽くなるまで、そばにいてくれるのです。
このように、猫が見つめているのは“何もない空間”ではなく、目に見えないエネルギーの世界なのです。
その時は「大切な誰かが見守ってくれているのかも」と、そっと感じてみてください。
猫がそっと寄り添うときのスピリチュアルなサイン
猫が静かに寄り添ってくるとき、それは「あなたの波動を整えていますよ」というサイン。
とくに、心が沈んでいるときや、悲しい出来事があったときに猫がそばに来るのは、あなたを癒すための行動です。
江原啓之さんは、「猫は言葉ではなく“波動”で愛を伝える存在」だと語ります。
だから、言葉を交わさなくても、猫はあなたの気持ちをすべて理解しているのです。
また、猫が眠るときにあなたの近くを選ぶのもスピリチュアルな意味があります。
眠りながら、あなたのオーラの乱れを整え、ネガティブなエネルギーを吸収してくれているのです。
そのため、猫がよく眠る家は「エネルギーが安定している家」ともいわれます。
猫は、見えない世界を感じ取りながら、静かにあなたを守り続けています。
私たちがそのサインに気づき、心から「ありがとう」と感謝することで、猫との絆はさらに深まり、お互いの魂はより高い波動で共鳴していくのです。
江原さんが猫の「遺骨を置いてはいけない」と言う理由
江原啓之さんはペットを亡くした経験を持ち、ご自身のサイトで「動物も人間と同じように寿命を決めて生まれてくる」と語っています。
ですが、「魂は消えることなく、姿を変えて、今もあなたのそばに存在している」ともおっしゃっています。
とはいえ、大切な猫との別れは、人生で経験する中でも特に深い悲しみのひとつです。
愛する猫を見送ったあと、心に残るのは“形のない存在”をどう想えばいいのかという戸惑いではないでしょうか。
手元に残った遺骨を前に、「ずっとそばに置いておくべき?」「自然に還した方がいいの?」と悩む人も多いと思います。
遺骨は「魂そのもの」ではなく「思い出の象徴」
あるインタビューで、江原さんはこう述べています。
「遺骨を家に置いていると、ペットが成仏できずにその辺をうろうろしてしまう」
この言葉、ちょっと衝撃を受けてしまうかもしれません。
「愛しているからこそ一緒にいたいのに、それが苦しめているなんて…」と、ご自身を責めてしまったかもしれませんね。
でも、安心してください。江原氏は「遺骨を置くこと」自体を罰しているわけではないのです。
ここで理解すべき最も重要な点は、「遺骨」と「魂」は別離の関係にあり、遺骨はもはや愛猫そのものではないという真実です。
つまり、遺骨は魂が宿る場所ではなく、飼い主が心を整えるための“よりどころ”。
猫の魂は肉体を離れ、あなたの愛と想いを受け取りながら、別の世界で穏やかに存在しています。
江原氏はよく、遺骨を「脱ぎ捨てた古い洋服」や「着ぐるみ」に例えます。
猫ちゃんは亡くなった瞬間、重たい肉体の着ぐるみを脱ぎ捨て、軽やかな魂となって飛び立っています。
つまり、私たちが泣きながら撫でている遺骨は、「抜け殻」に過ぎません。
それなのに、飼い主である私たちが涙を流して遺骨に執着してしまうと、どうなるでしょうか。
肉体を離れたはずの猫ちゃんは、大好きなママがボロボロの古い服(遺骨)に向かって泣いているのを見て、心配でたまらなくなります。
「ママ、私はもうそこにいないよ! こっちにいるよ!」と叫んでも気づいてもらえない。
その結果、飼い主の執着が猫の旅立ちを阻害し、あの子をこの世に引き留めてしまうことになるのです。
江原氏の厳しい言葉は、「もう古い服にすがるのはやめて、自由になったあの子の魂を見てあげなさい」という、猫ちゃんの魂を守るための深い愛のメッセージなのです。
供養や遺骨の扱いは「形式」ではなく「想い」が大切
「でも、冷たいお墓に入れたら、あの子が寂しがるんじゃないか…」
そう思うのは、私たちが「死後の世界」を暗くて寂しい場所だと誤解しているからです。
ここで、江原さんが説く「動物界(グループソウル)」という概念について、視点をガラリと変えてみましょう。
江原さんによれば、動物たちには死後帰るべき「動物界」というふるさとがあります。
そこは、個々の魂が溶け合う場所であり、動物界と孤独は完全に対立する概念です。
つまり、あの子が帰る場所は、独りぼっちになる暗闇ではなく、懐かしい仲間たちが「おかえり!」と待っている、温かくて賑やかな同窓会のような場所なのです。
納骨とは、愛猫を冷たい土の下に捨てることではありません。
「もう私の心配はしなくていいから、懐かしい仲間の元へ里帰りしておいで」と送り出してあげる、愛の卒業式なのです。
「寂しい」というのは、残された私たちの都合です。
その寂しさをぐっとこらえて、「楽しんでおいで」と背中を押してあげること。
それこそが、親心であり、江原氏の説く「本当の愛」の形なのです。
遺骨の代わりに「写真」を。江原流・心の繋ぎ方
「遺骨を手放したら、本当に繋がりが消えてしまう気がして怖い」
その不安を解消するために、江原さんは「遺骨」の代替として、「写真」の活用を推奨しています。
私たちは物質(骨)があると安心しがちですが、大切なのは「供養とは形ではなく、感謝と思い出を持ち続けること」。
実は、死の気配が漂う遺骨よりも、生前のエネルギーが満ち溢れている写真の方が、ペットの魂とチャンネルを合わせるのに適しているのです。
では、どのような写真を選び、どう接すればよいのでしょうか。
江原流の作法では、
祭壇に飾る写真は、晩年の老いた姿や遺影らしい写真ではなく、
「一番若くて元気で、可愛かった頃のベストショット」を選ぶことがポイント!
なぜなら、魂の世界に戻った猫ちゃんは、病気や老いから解放され、最も輝いていた頃の姿に戻っているからです。
苦しそうだった最期の姿(遺影)に話しかけることは、あの子を「病気の記憶」に引き戻すことになりかねません。
「うちの子、こんなに可愛かったのよ!」と自慢したくなるような最高の一枚を飾ることが、魂との通話をクリアにする秘訣となります。
「言霊」を変えれば、繋がりが変わる
江原さんは「悲しみの中にも“感謝”を見つけて」と言います。
ですので、写真を飾ったらそこにかける言葉(言霊)も変えていきましょう。
| これまでの言葉(執着) | これからの言葉(感謝・供養) | スピリチュアルな効果 |
| 「ごめんね、何もしてあげられなくて」 | 「うちに来てくれてありがとう」 | 罪悪感の波動を浄化し、愛の波動を届ける。 |
| 「寂しい、行かないで」 | 「楽しかったね、また会おうね」 | 飼い主の悲しみによる足止めを解き、再会の約束をする。 |
| 「なんで死んじゃったの」 | 「お疲れ様、ゆっくり休んでね」 | 生前の労苦をねぎらい、魂の休息を促す。 |
遺骨という「モノ」ではなく、写真を通じた「思い出」と「感謝」で繋がる。
これこそが、魂を縛らずに愛し続ける、最も清らかな絆の形です。
悲しみの波動は重く沈みがちですが、感謝の波動は上へと昇り、光の世界につながると江原さんは語ります。
「もう会えない」という思いから、「出会えたことの奇跡」へと意識を向けていくと、魂の波動は少しずつ光へと変わっていきます。
江原さんは、ペットもまた“命のパートナー”だと語ります。
生まれる前に約束を交わし、共に学び合うために出会った存在。
だからこそ、別れも悲しみだけではなく、魂が次の段階へ進むための大切な儀式なのです。
あなたの「ありがとう」という祈りは、猫の魂を光へと導くエネルギー。
そして、猫もまた、あなたの魂が癒えるように静かに見守っています。
猫とのスピリチュアルな繋がり<Q&A>
ここからは、江原啓之さんの教えに基づき、愛猫を見送った方が抱えがちな深い悩みに、Q&A形式でお答えします。
Q1. 苦しむ愛猫を安楽死させてしまいました。私はあの子の命を奪ったのでしょうか?
A. 自分を責める必要はありません。その決断もまた「愛」です。
江原さんは「動物に尊厳死という概念はない(自然に任せるのが一番)」と説いていますが、同時に「飼い主が苦しみから救ってあげたいという純粋な愛で決断したなら、動物はそれを受け入れる」**とも語っています。
最も避けるべきなのは、安楽死そのものの是非ではなく、処置後に飼い主が「殺してしまった」と自分を責め続けることです。
その「悔恨の念」こそが、あの子を心配させ、成仏を妨げる原因になります。
「楽になってよかったね」と、ご自身の決断を許してあげることが大切かもしれません。
Q2. 納骨してしまったら、もう生まれ変わって私の所には来ませんか?
A. 執着を手放すことで、むしろ再会の可能性は高まります。
執着して引き留めている間は、猫ちゃんは次のステップ(進化や再生)に進めません。
笑顔で送り出し、動物界へ帰してあげることで、魂はエネルギーを充電し、また新たな役割を持って生まれ変わる準備が整います。
姿形は変わるかもしれませんが、縁のある魂は必ずまた巡り合います。
あるいは、守護霊のような存在(ガーディアン・アニマル)として、空の上からあなたをずっと守ってくれることもあります。
手放すことは、次の出会いへの準備なのです。
猫は「愛」と「癒し」を運ぶスピリチュアルパートナー
江原啓之さんの言葉にあるように、「動物たちは、人間が愛を学ぶためにやってくる存在」です。
猫はまさにその代表。
ただそこにいるだけで、人の心を癒し、見返りを求めず、干渉せず、ただ見守ることで愛を教えてくれます。
この記事が、あなたと大切な猫との絆をもう一度感じるきっかけとなり、少しでも心の癒しとなりますように。

コメント